ispaceは12月7日、打ち上げを延期していた民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1 の新たな打ち上げ予定日時を、スペースXとの協議の結果、2022年12月11日16時38分(日本時間)に再設定したことを発表した。

打ち上げ場所は、これまでの予定通り米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地 40 射点としている。

ミッション1の打ち上げは、ロケットの追加点検作業が発生したことにより延期が決定。現在、ランダー(月着陸船)はロケットのフェアリングに搭載された状態で充電作業を継続して行っており、ランダー自体に不具合はなく、また、打ち上げ後の運用予定にも変更はなく、月着陸予定も当初の計画通り2023年4月末ごろを予定しているとしている。

なお、同社では打ち上げ当日には、スペースXによる打ち上げの様子のYoutube配信に加え、ミッションコントロールセンターなどの様子をispaceのアカウントから配信する予定としている。

  • 再設定される以前の打ち上げ前の様子

    再設定される以前の打ち上げ前の様子。ランダーはロケットのフェアリング(最先端部)に搭載されている (c)ispace