コーニングは、同社の最新ガラスイノベーションとなる「Corning Gorilla Glass Victus 2」を発表した。
同製品は、前世代のGorilla Glass Victusの耐擦傷性 を維持しつつ、コンクリート素材のような粗い表面への落下耐性を向上させたガラス素材。素材の組成なども含めて1からの見直しを行い、開発を進めてきたとのことで、そうした最新の研究成果を活用することで、対落下性の向上を実現したとする。実際に同社によるラボ実験では、コンクリートを模擬した表面に最大1mの高さから落下させても破損を免れることを確認したほか、アスファルトを模擬した表面へは、最大2mの高さからの落下耐性試験でも、破損を免れ、競合のアルミノシリケートガラスに比べて最大4倍の耐擦傷性を有することを確認したという。
なお、同製品は現在、複数の顧客による性能評価テストが進められている段階で、数カ月以内に市場投入される見込みで、カバーガラスのほか、背面ガラスなど、さまざまな用途での適用に向けてスマートフォンメーカーと相談や協議を進めていきたいと同社では説明している。