アントプロダクションが運営するWebメディア「リバティワークス」は12月5日、11月に300名の男女を対象に実施した「コロナ禍が仕事に与えた影響とwithコロナ時代における転職意識の変化についてアンケート調査」の結果を発表した。
仕事で受けているコロナ禍の影響について質問したところ、60%がコロナ禍で一定以上の影響を受けていると回答する結果が出ている。また44%は「現在もコロナ禍の影響を大きく受けている」と回答しており、「以前と変わらない」と感じているのは15%にとどまっている。
受けた具体的な影響としては、「業績の悪化」と「給料の変化」が特別多いという結果に。それ以外にも、「テレワークへの移行」「人員不足」「仕事が忙しくなった」といった声も多く聞かれたという。その一方で、「業績の好転」や「仕事が暇になった」とする回答もあり、業界や職種によって明暗が分かれている現状が判明している。
またWithコロナ時代の働き方について質問したところ、回答者の31%が「今の職場では働けない」と回答した。現在の職場に不満を持っているという声も多く、最も多かった不満は「収入」で59%となっている。コロナ禍による多忙で職場の空気がギスギスしている状況を不満に思う回答も複数あったほか、「コロナの影響で増えた労働量と賃金が見合わない」など、複合的な不満を持つ人も多かったという。
転職への意識に関する質問では、72%の回答者が「転職したい」と考えた経験があると回答しており、そのきっかけとしては「収入の低さ」が第一に挙げられている。「人間関係」「仕事の内容」といった職場への不満も上位に挙がっており、「普段から職場に感じている不満が高まり、転職を考える」人が多数派ということが分かったとのこと。