サイボウズのチームワーク総研は12月2日、東京都勤務のビジネスパーソン3,000人を対象に実施した「2022年の労働観」についての調査の結果を発表した。
2022年は「仕事面でどんな年だったのか」について、漢字一文字で聞いたところ、1位「苦」、2位「忙」、3位「変」という結果が出ている。回答を選んだ理由として、1位の「苦」は仕事が増えた事や仕事内容のキツさ、給与が上がらないなどが、2位「忙」は仕事や残業が増えたことや人手不足が加速したことや、コロナ禍に起因する回答が挙がっている。
働き方について、「今年したもの」「来年したいもの」のそれぞれを聞いた設問では、今年した働き方では、「在宅勤務」が47%と突出、その他は10%以下にとどまる結果に。しかし、「来年したい働き方」と比較すると、「在宅勤務」は7%下落しているものの、「副業」「週休3日」「ワーケーション」は10%以上の上昇がみられており、年代別にみると、若い層ほど「来年したい」人が増しているという。
また、「仕事面で2023年はどんな年になりそうか」について聞いた問いでは、「明るい」とした人は55.8%、「暗い」とした人は44.2%と、「明るい」と回答した人の方が多い結果に。
「明るい」「暗い」のそれぞれの理由を見ると、「明るい」では、仕事の安定や職場環境の良さのほか、「希望をこめて」といった意見が一定数挙がっているという。一方の「暗い」では、給料や業績の悪さ、先行き不透明感を挙げる声が多く聞かれている。