サイバートラストは11月29日、電子認証基盤「iTrust」の「iTrust 電子署名用証明書 USB トークンタイプ」を利用する企業・組織に対し、認定タイムスタンプの付与を無償で提供開始すると発表した。

「iTrust 電子署名用証明書 USB トークンタイプ」は、書面の電子化や電子契約のための信頼性の高い電子署名用証明書である「iTrust 電子署名用証明書」のラインアップの一つ。デジタル署名の件数が月間数十件程度と少ない企業・組織を対象に、電子署名用証明書を USB に格納して提供されている。

今回、「iTrust 電子署名用証明書 USB トークンタイプ」でのデジタル署名に加えて、認定タイムスタンプの無償付与を開始したことにより、タイムスタンプ付与以降の改ざんの有無が確認できることで発行元証明と改ざん対策が実現し、電子文書に高い信頼性と真正性を確保することが可能になるという。

具体的なメリットとしては、「タイムスタンプを付与することで、署名時刻の時点にその文書が存在していたことを証明する(存在証明)」「タイムスタンプを付与した時刻以降、文書が改ざんされていないことを証明する(非改ざん証明)」「タイムスタンプを付与することで、デジタル署名の有効期限を超えて検証可能な長期署名が可能」の3点が挙げられている。