コロナ禍の影響で、半導体が不足しており、その結果、スマートフォンの価格も上がっている。そのため、古いAndroidスマートフォンを使い続けている人もいるだろう。
スマートフォンは古くなってくると、だんだん処理速度が遅くなってくる。古いスマートフォンの動作にイライラしている人もいるのではないだろうか。
ESETが公式ブログ「WeLiveSecurity」において、スマートフォンの速度が遅い理由と速度を上げる方法を紹介しているので、それをもとに、Androidスマートフォンを高速化する方法を紹介しよう。
アプリの使用状況を確認する
まずは、インストールしたアプリを確認することが勧められている。スマートフォンに保存されているアプリやデータが多ければ多いほど、処理速度が遅くなる可能性がある。したがって、不要なアプリは削除しよう。アプリを削除するには、アイコンを長押しして「アンインストール」をタップする。
使用頻度は低いが、残しておきたいアプリは無効にしておく手がある。そうすれば、バックグラウンドで実行されたり、更新を受信したりしなくなる。
なお、一部の Android デバイスにはデバイスの製造元や通信事業者によってプレインストールされているアプリがある。これらは必ずしも必要ではないが、一部はアンインストールまたは無効化することができない。
アプリのアップデートを確認する
アプリはアップデートによって、新機能が追加されたり、パフォーマンスが改善されたり、バグが修正されたりする。よって、アプリを最新版にアップデートしよう。
アプリのアップデートはGoogle Playから行う。Google Playを開いて、右上の自分のアイコンをタップし、[アプリとデバイスの管理]を開こう。この画面を開くと、アプリの更新状況がわかる。実行されていないアップデートがあったら、ここで実行しよう。
キャッシュと閲覧データを消去する
PCと同様、Androidデバイスでも、Webブラウザの閲覧履歴、パスワード、Cookie、オンラインデータが保存される。これらをクリーンアップすると、システムのパフォーマンスを向上させることができる。
Google Chrome、Firefoxなど、ブラウザを利用している場合は、[設定] に移動し、ブラウザのアプリを選択して、[ストレージ] をタップする。表示される画面から、「キャッシュを削除」をタップすると、キャッシュが削除される。
デバイスを再起動またはリセットする
上記のような作業を行っても、スマートフォンの動作が鈍い場合は、再起動すると解消することがある。また、最終手段として、出荷時にリセットすることで、デバイスをクリアにできる。ただし、その場合、アプリとデータが消えてしまうので、アプリを復元したい場合はバックアップを準備しておく必要がある。