Sansanは11月25日、グローバル水準の開発環境を整備し、同社プロダクトの海外市場向け機能開発を強化するため、フィリピン・セブ島にグローバル開発センター「Sansan Global Development Center, Inc.」を2023年初旬に新設すると発表した。
同社は、海外子会社Sansan Global Pteを通じ、シンガポールを中心に東南アジア各国へサービスの展開を進めている。そして今回、さらなるグローバル化の加速を目指し、多言語対応のみならず、各国の法令・制度や商習慣・業務フローに沿った独自の機能開発を行い、各国の顧客のニーズによりダイレクトに応えるといった、海外市場に向けたプロダクト開発の強化を図るべく、同センターを設立することに決めたという。
今回フィリピンを選択した理由には、フィリピンが国を挙げてグローバルIT企業の誘致・支援を積極的に行っており、特にセブ島には優秀なエンジニアが多く集まることがあるという。同社は同センターの開設を機に現地でのエンジニア採用を強化し、海外における開発環境を整備していく。
また、同社は同センターにおける開発強化により、営業DX(デジタルトランスフォーメーション)サービス「Sansan」およびインボイス管理サービス「Bill One」などの同社サービスについて、東南アジアを中心とした海外展開を一層加速していきたい考え。