オープンワークは11月24日、「【年齢別】女性社員の年収企業ランキング」を発表した。就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」に蓄積された女性社員の年収・給与データを基に、30歳時点の想定年収上位30社をランキングとして集計した。

あわせて、企業ごとに異なる賃金カーブを25歳から5歳刻みで可視化する「年齢別年収」機能を応用し、25歳から40歳までの年齢別想定年収も算出した。

30歳時想定の年収は野村総合研究所が第1位となった。これに、電通、P&Gジャパンが順に続いている。、ランキング全体では、製薬や自動車のようなメーカー系や金融・証券などの企業のランクインが目立っているという。

実際に働いた女性社員が投稿した「年収・給与」のクチコミを見てみると、フラットな評価制度や定期的な昇給を評価する声が多く見られた一方で、ランクイン企業の多くは待遇面の満足度が非常に高く、福利厚生などが手厚いといった声も多く上がっているとのこと。

例えば、野村総合研究所の女性は、「毎年必ず昇給する。昇格する場合は、1つ上がるごとに月に3万円の基本給アップとなる。賞与の割合がかなり高く、大体年間で9カ月分の賞与が出る。給与に不満を持つ社員は少ないのではと思う」とのクチコミを寄せている。

年齢別の想定年収は、セールスフォース・ジャパンが25歳時から40歳時にかけての「年収アップ額」が1位(+619万円)となり、そのアップ額は25歳時年収から2倍以上となっている。

「年収アップ額」の2位は電通(+542 万円)、3位は野村総合研究所(+537 万円)、4位がアマゾンジャパン(+522 万円)、5位がトヨタ自動車(+491万円)という結果になったという。

  • 【年齢別】女性社員の年収企業ランキング 資料:オープンワーク