学情は11月24日、2024年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生8,345名から回答を得た2024年卒学生対象の「就職人気企業ランキング」を発表した。
トップ50にランクインした企業は以下の通り。
総合ランキングのトップには、5年連続で伊藤忠商事がランクインした。総合商社は資源高や円安がプラスに働き、業績が好調なこともあり、17位に三菱商事(前年49位)、47位に住友商事(同83位)、91位に三井物産(同98位)と4大商社が軒並み順位を上げる結果になった。
また2位は、昨年5位から順位を上げた任天堂がランクイン。3位には講談社が続いており、ソニーグループが21位、バンダイナムコエンターテインメントが26位に昨年よりも大幅に順位を上げたほか、出版社は、集英社5位、KADOKAWAが12位、小学館が14位と上位に名を連ねている。
「巣ごもり需要」が一段落してもゲーム業界や出版業界は高い人気を誇っており、電子コミックや動画、ゲームなど、デジタルコンテンツを提供する企業が、デジタルネイティブである学生から支持を集めたという。
また、コロナ禍に収束が垣間見えたことからレジャー・旅行・航空の人気が戻りつつあり、オリエンタルランドが昨年33位から9位にジャンプアップしたほか、JTBグループ、ANA(全日本空輸)などが上位に名を連ねる結果になっている。