伊藤園と日本アクセスは11月24日、物流倉庫で排出された「使用済みストレッチフィルム」を再資源化し、自動販売機の横に設置するリサイクルボックスの空き容器回収袋などに再利用する仕組みを構築し、12月から東京都の一部地域で導入を開始することを発表した。
今回の仕組みは、伊藤園が利用する物流倉庫で排出される「使用済みストレッチフィルム」を、廃棄焼却せずリサイクル材へと加工することで空き容器回収袋などの原料の一部として使用するリサイクルシステム。これにより、新たな石油由来のプラスチック原料の使用、廃棄焼却によるCO2の排出を削減することが可能になる。
東京都の一部地域を対象にこの仕組みによるリサイクル材100%の回収袋に切り替えることで、CO2排出量を1枚あたり約60%削減、年間ではCO2排出量を約95トン削減できるという。
伊藤園と日本アクセスは、使用済みストレッチフィルムを再資源化(回収・再原料化・再製品化・再利用)し、有効活用する本仕組みを通じて、カーボンニュートラルと持続可能な社会・環境の実現に貢献していきたい考え。