RENATUS ROBOTICSは11月21日、独自の「ワンストップ梱包」による高い効率性を目指した自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」の提供を開始することを発表した。
RENATUSは導入設備を削減した設計のためイニシャルコストの削減が見込めるという。また、ワンストップ梱包方式により従業員の人件費を最大3分の1まで縮小できるようだ。故障リスクを分散させ、倉庫全体のダウンタイムの発生リスク最小化を図っている。
RENATUSは倉庫内に建てられた5から20メートルの高さのラック内において、敷設されたレール上を専用シャトル「RENATUS SHUTTLE」が走行することでコンテナを効率的に作業者へと運ぶ。
従来のGPT(Goods To Person)と比較して、ワンストップ梱包が特徴的だ。シャトルが作業者へコンテナを供給するタイミングはコントロールされているため、作業者はコンテナからピックした荷物をそのまま出荷用の段ボールに繰り返し入れるだけでピッキングから集約、梱包の3工程がワンストップ梱包として1度に達成されるようになったという。
加えて、同システムはコンテナ単位で荷物を輸送するため、ピッキング作業は常にコンテナの中身をピックするのみで完結し、荷物を探す際や迷う際の時間のロスやミスが発生しないという。