Microsoftは現地時間2022年11月22日、Microsoft Storeで提供中のWSL(Windows Subsystem for Linux)がGA(一般提供)を迎えたと公式ブログで発表した。Microsoft Storeでは「Preview」ラベルを付け、2021年10月からリリースしていたが、今回Previewラベルを廃止し、Windows 10でもLinux GUIアプリケーションを使用できる。
wsl.exeにも多くの改良が加わり、「--install」オプションには、インストール後にLinuxディストリビューションを起動しない「--no-launch(-n)」、Microsoft StoreではなくGitHubのリリースページからダウンロードする「--web-download」などを追加した。「--mount」オプションには、VHDXファイルを指定する「--vhd」、マウント時のカスタム名でディスクマウントを実行する「--name」を使用できる。また、新たにVHDXファイルを新しいLinuxディストリビューションとしてインポートする「--import-in-place」も加わった。ただし、ファイルシステムはext4に限定される。
MicrosoftはWSLに関する変更を12月中旬から自動配信する予定だが、Windows 11はKB5019157プレビュー、Windows 10はKB5020030プレビューを適用すると、Microsoft Store版WSLを使用できる。