マーケライズは11月22日、製造業界の営業・販促担当者155名を対象に10月に実施した「製造業界の営業・販促におけるデジタル化に関する調査」の結果を発表した。
「業務の中でデジタル/システム化している内容はありますか」という質問では、71.6%の企業が「商談や会議の打ち合わせで使用するミーティングツールの導入が進んでいる」と回答した。また「ペーパーレス化」「顧客データベースの導入」と回答した比率は、昨年の調査結果と比較して概ね増加していたという。その一方で、経営層からは「テレワーク中の社員の管理ツール」を希望する声も挙がっているとのことだ。
また「今後、業務の中でデジタル/システム化したい内容はありますか」という質問では、社内外書類ともに25%前後が「ペーパーレス化したい」と回答。同社は、今後のデジタル化には社内外問わず「書類のペーパーレス」がポイントになるだろうとの見方を示している。
「業務の中でデジタル/システム化してよかったこと」に対しては、経営層・実務担当者ともに「業務が効率化できた」「場所を選ばず会議や商談ができるようになった」という回答が多く見られた。この一方で、「業務の中でデジタル/システム化して困っていることはありますか」という設問では、経営層は「社内コミュニケーションの質の低下」を挙げており、営業・販促担当者は「扱うツールが増えて管理が煩雑になった」という回答が多く寄せられる結果になっている。