ビジネスクラウドサービス「楽楽」シリーズを提供するラクスは、同社のクラウド型の経費精算システム「楽楽精算」において請求書処理支援オプションを強化したバージョン10.6を11月21日より提供開始した。バージョン10.6では、Deepwork社の受取請求書の入力作業を自動化するクラウドサービス「invox」と連携し請求書処理業務を効率化する「請求書処理支援オプション」において、今まで「支払先」マスタのみで可能だったAPI連携を「社員」「部門」「内訳」の各マスタでも利用可能となった。

  • 「請求書処理支援オプション」のシステム概要(同社資料より)

    「請求書処理支援オプション」のシステム概要(同社資料より)

従来これらの作業は、管理者がCSVファイルをエクスポートし取込用ファイルとして手入力で編集作業を行いシステムにインポートする手間が必要だったが、今回のバージョンアップでそれが不要となり管理者の負担軽減と入力ミスのリスク低減などの効果が期待できる。クラウドサービス「invox」は、受け取った紙やPDFなどの請求書をAIやAI-OCRでデータ化を行い会計システムやERPと連携し、入力作業を自動化。紙の請求書は対応スキャナでデータ化し、結果をオペレータが確認する。オプションを活用することで、毎月受取る請求書の処理工数を約66%削減することが可能になるとしている。