ユビキタスAIは18日、ドイツに本拠を置くBrighter AI Technologies GmbH(以下略、Brighter AI社)の画像や映像にモザイクやぼかし、合成などを行い匿名化するソリューション「brighter Redact(ブライターリダクト)」提供を開始した。「brighter Redact」は、撮影された動画や静止画などから個人のプライバシーに関わる"顔"、"ナンバープレート"などをAIで検出、独自の匿名加工処理を行うソフトウェアで提供される匿名加工処理技術は、顔やナンバープレート部分にのみぼかし加工を施す「Precision Blur」、顔やナンバープレートの構成要素を高度に加工し匿名化する「DNAT(Deep Natural Anonymization)」の2つ。
中でも「DNAT」は、同社が顔面画像より取得した40,000以上のポイントに基づく非可逆な人工オーバーレイで合成を行い、顔向、視線、年齢、性別、サングラスやマスクなどの装着物の情報を生かしたまま匿名加工を行うものだ。ソフトウェアは、Web画面で操作可能な他、Rest APIでプログラムから呼出し利用することもできる。サービスは、2022年にEuroPriSe(個人情報保護シール)認証を取得しプライバシー準拠IT製品として提供が行われる。
同社では、個人情報保護を担保しつつ収集した画像データを活用してAI開発を行いたい企業や研究機関等向けの製品として開発、今後の需要拡大を見込む。「brighter Redact」は、クラウド及びオンプレミスで、利用料金は、処理量に応じたサブスクリプションでの提供となる。