Neowinは11月16日(現地時間)、「Study: Almost 50% of macOS malware only comes from one app - Neowin」において、Elastic Security Labsがまとめたレポート「2022 Elastic Global Threat Report」をもとに、macOSにおけるマルウェアの状況サイバーセキュリティ業界における脅威の動向、予測、推奨事項が紹介されている。

  • Study: Almost 50% of macOS malware only comes from one app - Neowin

    Study: Almost 50% of macOS malware only comes from one app - Neowin

Elastic Security Labsのレポートにより、マルウェアのうちmacOSにたどり着くのはわずか6.2%で、WindowsとLinuxではそれぞれ54.4%、39.4%であることが明らかになった。AppleプラットフォームがWindowsやLinuxよりも標的としてのシェアが低い理由としては、セキュリティ機能に加え、macOSの市場シェアが小さいことが挙げられている。

加えて、macOS向けのマルウェアのほぼ50%が1つのソースからしか提供されていないことも判明している。「MacKeeper」と呼ばれるソフトウェアで、 Macをクリーンで安全に保つことを宣伝しているプログラムとされている。しかしながら、MacKeeperはプロセスやファイルに対する広範なパーミッションとアクセス権を持っていることから、サイバー犯罪者に悪用されるリスクがあると説明されている。

  • MacOS Malware Popularity

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  • Malware by Category

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Elastic Security Labsのレポートでは、あらゆるOSでトロイの木馬がマルウェアの80%以上を占めていることも報告されている。2位は11.3%のクリプトミンガーとされており、3位は3.7%のランサムウェアとされている。

Neowinは、サイバー脅威からMacを守るためにOSとプログラムを常に最新の状態に保ち、サイバー犯罪者がソフトウェアの脆弱性を突いてシステムを攻撃するのを防ぐことが重要だとアドバイスしている。Macがマルウェアに感染する可能性を最小限にするために、信頼できるソースからのソフトウェアのみをインストールし、信頼できるアンチウイルスソフトウェアを使用するよう呼びかけている。