VMwareは11月17日(米国時間)、「Fusion 13 Pro and Player Are Here! - VMware Fusion Blog」において、VMware Fusionの最新版となる「VMware Fusion 13 Pro」および「VMware Fusion 13 Player」の公開を伝えた。Apple Silicon MacおよびIntel Macの双方に対応している。
VMware Fusion 13における注目の新機能は次のとおり。
- Intel Mac: Windows 11のフルサポート。ホストおよびゲスト間のドラッグ&ドロップ、コピー&ペースト、共有フォルダ、USBカメラデバイスパススルーに対応
- Apple Silicon Mac: ARM版Windows 11の初期対応。仮想グラフィックスおよび仮想ネットワークなどを提供。それ以外の機能に関しては今後追加予定(Intel版Windows 11には対応していない点に注意)
- Intel版およびApple Silicon版の双方を単一のバイナリに収めたユニバーサルDMGでの提供
- TPM 2.0仮想デバイスを導入 (Windows 11の利用を想定した機能だが、それ以外の仮想マシンにおいても使用可能)
- 3DアクセラレーショングラフィックスおよびOpenGL 4.3対応
個人利用に関しては、VMware Fusion Playerの無料ライセンスを引き続き提供されているため、個人使用であればVMware Fusion 13 Playerは無料ライセンスでの利用が可能。
VMware FusionはMacで動作する仮想化アプリケーション。WindowsやLinuxといったオペレーティングシステムをMacで使う場合などに利用されている。VMware Fusion 13はWindows 11のサポートが強化されているが、Intel MacではIntel版Windowsを、Apple Silicon MacではARM版Windowsを利用する点に注意が必要。