Microsoftは11月15日(米国時間)、「November 15, 2022—KB5019157 (OS Build 22000.1281) Preview - Microsoft Support」において、2022年12月に配信が予定されている累積更新プログラムのプレビュー版となる「KB5019157」について伝えた。年末年始の開発リソース減少を受けて、このプレビューにはセキュリティ修正は含まれていない。不具合の修正のみが含まれている。
「KB5019157」のプレビュー版に含まれている主な修正内容は次のとおり。
- 永続的にMicrosoft Storeにおいてアップデートが失敗する問題を修正
- ピン留めされたページの間を移動するとスタートメニューが動作しなくなる問題を修正(右横書き(RTL: Right-To-Left)言語を使っている場合に発生する)
- フィジー共和国における夏時間(DST: Daylight Saving Time)の問題を修正
- クライアントデバイス向けのクイックアシストアプリケーションを追加
- 企業によって管理されている一部のデバイスに影響を与える問題を修正
- オンプレミスでUnified Update Platform (UUP)を使っているユーザーに影響を与える問題を修正
- Microsoft Direct3D 9 (D3D9)に影響する問題を修正
- Windowsファイアウォールサービスに影響する問題を修正
- Microsoft Defender for Endpointに影響を与える問題を修正
- TextInputHost.exeが反応しなくなる問題を修正
OSビルドは「22000.1281」とされており「Windows 11, version 21H2」が対象となる。Windows 11, version 21H2を使っており、かつ、上記の不具合が発生している場合はこのプレビュー版を適用することで問題が改善される可能性がある。
なお、KB5019157プレビュー版では、問題が報告されているKerberos認証に関する不具合や、ネットワーク接続が失われる問題の修正はまだ行われていない(参考「KB5019509以降の更新プログラム適用したWindows、ネットワーク接続失う問題 | TECH+(テックプラス)」)。