ミスミグループ本社は11月15日、同社の本社オフィスを2023年2月より九段会館テラス(東京都千代田区)に移転することを発表した。
移転の背景には、オフィス環境を整え社員それぞれの創造性・生産性をさらに向上させることで、顧客やサプライヤのあらゆる「ムダ」を根本的に排除し、循環型経済への移行を加速する狙いがあるという。
なお新本社では、オフィスを利用する社員とリモートワークを行う社員がミスミのモデル進化に向け共創するスペースや環境、ITインフラを整備しているとのこと。加えて、約90年の歴史を持つ九段会館テラスは地球環境にも配慮しており、CO2フリーの電気を全館利用しているため、新本社でのCO2排出量は、前年度(2021年3月期)に比べ約1012トンの削減となる見込みだとしている。
また、災害時の安全性が確保されていることから、BCP観点での事業継続性が向上するという。
ミスミは、本社移転を機にサステナビリティ経営を進化させ、さらなる顧客時間価値の向上を目指すとのことだ。