ミロク情報サービス(以下、MJS)は11月15日、ビジコムが提供するPOS(Point of Sale:販売時点情報管理)データを集計して分析するクラウド店舗本部管理システム「TenpoVisor」と、MJSの「MJSLINK DX 財務大将」「ACELINK NX-Pro 会計大将」「ACELINK NX-C会計」「かんたんクラウド会計」のオプション機能「AI仕訳」とのAPI(Application Programming Interface)連携を開始したことを発表した。
TenpoVisorは店舗のPOSレジの情報をクラウド上で収集し、いつでもどこからでもブラウザまたはアプリを介して売上や在庫などの情報を把握可能なクラウドサービス。今回のAPI連携により、TenpoVisorで集計した店舗のPOSレジデータをMJSの会計システムに直接取り込み、AI仕訳機能によって過去の仕訳データと照合して自動で仕訳を生成できるようになる。
これにより、従来は店舗の締め業務の後に行っていたPOSレジデータを財務会計ソフトに転記する作業や勘定科目を選択する作業の手間が無くなり、毎月の伝票起票の負担軽減が見込めるとのことだ。
また、TenpoVisorは個店だけではなくチェーン店などの複数店舗も管理できるため、全店舗のPOSデータの会計連携ができ、バックオフィス業務の負担を軽減可能だという。クラウド上での売上や在庫情報、顧客情報の管理や、POSデータと会計システムが連携することで、売上情報のとりまとめを自動化でき、人的ミスを減らしながら業務を効率化できるとしている。