大日本印刷(以下、DNP)と東北福祉大学は11月15日、宮城県松島町でバリアフリー情報を掲載したデジタルマップを活用して、電動車いすで観光する際の課題を検証するための実証実験を10月28日から30日に実施したことを発表した。
DNPは今回の実験において、SNS(Social Networking Service)との連携によってリアルタイムな情報を地図上の位置と関連づけて発信可能な「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」を提供した。
松島高校観光科の生徒が作成したバリアフリー情報を松島海岸の観光マップに掲載して、電動車いすなどでの移動に必要なバリアフリー情報と観光スポット情報を本プラットフォームで配信し、観光客の周遊を促進する効果などを検証したとのことだ。
両者は今回の実証実験の結果に基づいて、プラットフォームをより充実させてバリアフリー基本構想に基づくまちづくりに貢献するという。