DTEX Systemsはこのほど、「DTEX i3 Team Insider Risk Stats for 2022 - DTEX Systems Inc」において、グローバル企業におけるインサイダーリスクのトレンドを調査した結果をインフォグラフィックにして公開した。DTEXが発表した何百もの内部脅威に関する新しい調査によると、12%の従業員が組織を離れる際に機密性の高い知的財産を持ち出していることがわかった。
DTEX Systemsが調査したグローバル企業におけるインサイダーリスクのトレンドの詳細は次のページで公開されている。
調査により、クリップボードの履歴を保持したり、複数のデバイス間でIPを同期させたりすることでデータの流出を容易にするようなアプリケーションの利用が55%増加していることが明らかにされている。
逼迫した労働市場を踏まえ、より高い賃金を求めて転職する従業員による退職願の調査および作成が20%増加していることも報告されている。この調査では「副業」に従事する従業員の増加により、会社のデバイスを使った無許可の社外の作業が200%増加したことも示されている。
その他にも、休日を控えた時期に従業員のエンゲージメントが50%も低下していると指摘されている。休暇明けの最初の1週間は重要なタスクを確認し、休暇前に解決できなかった緊急の問題に対処するため、従業員のエンゲージメントが回復するのが遅くなると分析されている。