博報堂DYホールディングスは11月11日、MESONとともに、生活者発想でメタバースおよび空間コンピューティング領域における研究調査・情報発信を行う機関「Helix Lab(ヘリックス・ラボ)」を発足したことを発表した。同機関の活動の第1弾として、メタバースが世の中に与える影響や変化について、生活者の視点から考察したレポート「Metaverse as Possible Futures」を発表した。

両社は、2019年からサイバー空間と実空間が融合した「サイバーフィジカル空間」をテーマに「AR City」をはじめ、「Spatial Message」「GIBSON」など、生活者の新たな体験およびコミュニケーションに関する研究を行ってきた。今回発足した「Helix Lab」は、生活者を起点としたメタバース・空間コンピューティング領域の社会実装をさらに促すため、両社の強みを掛け合わせて、未来の生活者に関する研究・調査を共に実施するためのもの。

「Metaverse as Possible Futures」は、「メタバース」によってわれわれ生活者一人ひとりがどのような影響を受け、変化を経験するのかということに主眼を置いて構成されているという。

同機関は今後、生活者発想を起点とし、今後もメタバース領域および空間コンピューティングに関連した未来の生活体験に関する予兆を発見し、起こり得る未来の可能性について発信していく方針。