LegalForceは11月11日、契約審査の見落としに関する実態調査の結果を公表した。同調査には、50人以上の企業の法務部に所属している会社員または会社役員で、契約書の作成および審査に携わっている263人が回答した。
なお、見落としについては、修正するべき文言を見逃し、そのまま先方へ送付するなど次工程に進んでしまったものとしている。
今回の調査の結果、71%の人が契約書の審査を行う中で「見落としの経験がある」と回答したことが明らかになった。
契約書の見落としをした経験がある人に対して、契約書の見落としに気付いたタイミングを聞くと、「契約締結前」の68%が最多となった。「契約締結後」とする回答は44%、「契約締結作業中(押印時)」とする回答は34%だ。
また、契約書の見落としをした経験がある人に対して、契約書の見落としが発生した理由を聞くと、「気が付かなかった」が最も多く58%だった。「契約業務以外が多忙で急いで契約書作成・審査した」(34%)、「集中力が欠如していた」(34%)、「担当案件が多く、急いで契約書作成・審査した」(32%)なども多くの回答が集まった。