インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月10日、プライバシー保護人材を育成するための教育プログラム「IIJプライバシー研修」を開設し、12月13日より提供を開始すると発表した。

同研修は、企業のプライバシーガバナンス体制の構築・運用に携わるDPO(データ保護オフィサー)やCPO(最高プライバシー保護責任者)、並びに企業内のプライバシー保護部門の担当者を対象に実施するもの。

IIJの現役プライバシー保護専門家が、DPO協会の提供する教科書をベースに1日(9:00~18:00)講義を行う。同協会認定試験合格のための実務知識が習得できるといい、研修終了後にはその場でDPO協会認定資格試験を受験する。

具体的には、「グローバルレベルのプライバシー保護の概念・用語・歴史の基礎的な知識」や、「日本の個人情報保護法(民間部門)の基礎的な知識と考え方」、「マイナンバー法、日本の個人情報保護法に対するコンプライアンス対応のための個人データ取扱要領の基礎的な知識」といった内容を学ぶ。

受講料は1人あたり10万760円。同社は今後、順次DPO協会認定資格試験の集中研修プログラムを拡充し、日本DPO協会認定「データ保護スペシャリスト(プライバシーゴールド)」、および「データ保護オフィサー(プライバシーブラック)」資格認定に向けたコースも開設する予定だ。

  • 日本DPO協会認定データ保護実務家(プライバシーホワイト)(民間部門)集中研修コース

    日本DPO協会認定データ保護実務家(プライバシーホワイト)(民間部門)集中研修コース