シビックテックコミュニティを推進するコード・フォー・ジャパンとセールスフォース・ジャパン(Salesforce)は11月10日、データスキルの高い労働力を求める市場の需要に対応し、地域社会の支援を目的としてデータスキルに関するトレーニングを提供するための協働を開始すると発表した。

両社の協働により、自治体職員を含む一般市民はトレーニングと学習リソースを利用できるようになる。今回の取り組みは第一弾として11月15日に兵庫県神戸市で実施し、2027年までに47都道府県を網羅する予定とのことだ。

両社は将来のデータスキル人材を育成するため、分析プラットフォームTableauを中心にセミナーやトレーニングを通じて、データスキル修得支援と学習リソース、業界のベストプラクティス、各種ツールなどを提供するという。

これらのセミナーやトレーニングを通じて、参加者はより速くより多くの情報に基づいた意思決定を行うために必要なクリティカルシンキングを身につけ、データを利活用するための方法を学べるようだ。

さらに両社はこの取り組みを拡大するため、ボランティアコミュニティや個人を対象として講師の育成にも着手する。これらの講師は無料のビジュアル分析セミナーを通じて、幅広いコミュニティにデータスキルの知識を共有できるようになる。

その他、データや分析のベストプラクティスを共有する外部コミュニティJTUG(Japan Tableau User Group)から選ばれた人も講師として参加する予定。