Microsoftは11月9日(米国時間)、「PowerShell 7.3 General Availability - PowerShell Team」において、PowerShell 7の最新版となる「PowerShell 7.3」の一般公開を伝えた。このバージョンは.NET 7をベースに構築されており、18カ月間のサポートが提供される。

インタラクティブシェルとしての使いやすさを向上させたバージョンとなっており、ネイティブコマンド引数の受け渡しが改善されているほか、ネイティブコマンドのエラー処理の一貫性などが向上している。

Microsoft StoreからPowerShell 7.2をインストールしていた場合は、自動的にPowerShell 7.3へアップグレードが実施される。しかし、MSIから手動でPowerShellをインストールしてMicrosoft Update経由でのアップデートを選択した場合は、7.3にアップグレードされない。これはPowerShell 7.2が長期サポート版(LTS: Long Term Support)であるためだ。MSIからインストールした場合には手動で再インストールを実施する必要がある。

その場合は、一旦アンインストールしてからMicrosoft Store経由でPowerShell 7.3をインストールすることでアップグレードできる。次のように、設定アプリケーションからPowerShellをアンインストールし、そのあとでMicrosoft StoreからPowerShellをインストールする。

  • 設定アプリケーション:「アプリ」→「インストールされているアプリ」→「PowerShell」→「アンインストール」を選択

    設定アプリケーション:「アプリ」→「インストールされているアプリ」→「PowerShell」→「アンインストール」を選択

  • Microsoft StoreからPowerShell 7.3をインストール

    Microsoft StoreからPowerShell 7.3をインストール

  • インストールされたPowerShell 7.3

    インストールされたPowerShell 7.3

すでに、いくつかのマイナーなバグが確認されているが、これらバグはほとんどのユーザーに影響を与えないと見られている。2022年12月に公開が予定されている「PowerShell 7.3.1」のリリースで修正が予定されている。