Lam Researchが2022年のSupplier Excellence Award受賞企業12社を発表した。日系企業は、傘下の米国企業なども含め2社が受賞した。
同賞は、Lamと取引のあるサプライヤの中から、スケーリング(事業拡大性)、レジリエンシー(事業弾力性)、迅速なプロトタイプ製造におけるパフォーマンスという3つのカテゴリーで模範的なパフォーマンスを発揮した企業を表彰するというもの。また、今回は「より良い世界のために目的を持って行動する」という同社の行動指針をもとに、環境、社会、ガバナンス(ESG)の優先事項において優れた成果を発揮したサプライヤも認定対象となったという。
同社では、この賞は堅牢かつ柔軟性のある半導体エコシステムの重要性を示しており、過去1年間にLam Researchが世界中の顧客ニーズに応えるために、レジリエントでスケーラブルなサプライチェーンを推進する上で、密接な協力関係を築き、その活動を支えたサプライヤを表彰するものだとしている。
受賞企業は以下のとおり。
スケーリング・アワード
Lam Researchのニーズに先駆けて積極的に設備投資を行い、成長、柔軟性、将来の製品を支える次世代ツールや技術への投資を継続してきた企業への賞
受賞企業
- AI Industries
- C.C.S. Advance Tech
- EASYS Electronics
- フェローテックホールディングス
- Texon
- VAT Group
レジリアンス・アワード
事業継続の問題を考慮し、Lam Researchが確実に顧客に納品できるように支援した企業への賞
受賞企業
- Advantech
- CryoWest
- Cinos
- Rapid Manufacturing
- Shimadzu Industrial Equipment USA(島津製作所の米子会社。ターボ分子ポンプを販売)
迅速なプロトタイプ製造におけるパフォーマンス・アワード
卓越した応答性と納期厳守のパフォーマンスで生産量を増やし、Lam Researchが顧客により迅速なソリューションを提供できるように貢献した企業への賞
受賞企業
Cortec Precision Manufacturing
なお、上記3カテゴリーに加え、今回初めてESG(環境・社会・ガバナンス)アワードを創設。こちらはXP Powerが受賞したという。XP Powerは、強力なESG目標へのコミットメントと、これらの優先事項に関するLam Researchとの積極的な連携が評価され、受賞となったという。