KDDI、auペイメント、TISは11月8日、給与デジタルマネー払い解禁に向けた「au PAY」への給与チャージ実現方法の一つとして、TISの「給与デジタルマネー払いゲートウェイサービス」の導入を決定したと発表した。
3社の動きは、今年9月22日に厚生労働省が発表した給与デジタルマネー払いに関するパブリックコメントを受け、労働基準法の省令改正を見据えてのもの。
省令が改正され必要な許認可の取得などの準備が整うと、企業はTISの「給与デジタルマネー払いゲートウェイサービス」を経由して、従業員へ「au PAY」での給与支払いが可能となる。その企業の従業員は給与を銀行口座から引き出す必要なく、すぐに「au PAY」での決済に利用可能。
企業が「給与デジタルマネー払い」を実施するにあたり、従業員の希望する決済サービスへ入金するとなると、現在の人事給与システムでは、企業が各資金移動業者と個別に接続する必要があり、業務やシステム負荷が増加するなどの課題があるという。
こうした課題を解決するため、TISは「給与デジタルマネー払いゲートウェイサービス」の資金移動業者への導入および人事給与システム事業者との仕様合意を進めており、その導入先として「au PAY」が決定した。