BetaNewsは11月7日(米国時間)、「 Disabling Windows 11 security settings gives a major speed boost to Intel GPUs」において、Windows 11のセキュリティ設定を無効にすることでIntelのGPUを大幅に高速化できると伝えた。IntelのディスクリートGPU(dGPU: Discrete GPU)である「Intel Arc」を搭載したシステムを利用しているユーザーは、劇的なパフォーマンス向上を望めると伝えている。
Windows 11で無効にする必要がある設定はデフォルトで有効になっている「メモリ整合性」だという。この機能により、攻撃者が独自の悪意のあるコードを注入することが防がれ、オペレーティングシステムに読み込まれるすべてのドライバが署名され、信頼できることを保証するのに役立つ設定とされている。
この内容はMicrosoftが公式にゲーマー向けの設定方法として公開しており、公式サイトで確認することができる。
公開されているセキュリティの無効設定を行った場合、Arc A380グラフィックボードのパフォーマンスに劇的な変化が現れることが紹介されている。例として、3Dベンチマークツールである「3DMark」において数千ポイント向上したことが確認されており、おそらく他のIntel Arcシリーズのボードも同様に向上すると報告されている。
ただし、このパフォーマンス向上の恩恵を受けたい場合、ユーザーはセキュリティリスクを負わなければならないとBetaNewsは警告している。