NTTデータは11月8日、自動車でのより快適な移動を支援する観光MaaS(Mobility as a Service)「モビコマ」のベータ版を、カーシェアサービスを手掛けるホンダモビリティソリューションズへ提供開始することを発表した。

モビコマは車内に設置された複数の専用タブレットを通して、同乗者全員が同じ情報を共有しながら旅のプランを自由に設定できるサービス。位置情報に基づいてキャラクターがおすすめスポットの情報を届けるなど、車での移動に新しい体験を付与する目的がある。カラオケや話題ルーレットなどのコンテンツも提供する。

  • モビコマの利用例

    モビコマの利用例

NTTデータによるモビコマの提供は、レンタカー事業を手掛けるオリックスレンタカーに続き2社目。今回はレンタカーとは利用シーンが異なるカーシェアサービスを対象として、モビコマの利用動線やオペレーションについて検証する。

また、将来的な広告および送客ビジネスの確立を目指して、車内設置のタブレットからおすすめされたスポットへ利用者が送客された実績などを収集し、タブレットにおける観光スポットの広告表示による可能性なども検討するという。