デリバリーサービス「Uber Eats(ウーバー イーツ)」を運営するUber Japanは11月8日、10月25日より国内で提供を開始した「Uber Direct(ウーバー ダイレクト)」の実証実験サービスを楽天モバイルと共同で実施すると発表した。日本国内で飲食業界以外では初のパートナー企業となるという。
Uber Directは、Webサイトなどで商品を販売する企業がUber Eatsの配達ネットワークを活用し商品を届けるサービス。楽天モバイルは今回、東京都世田谷区と神奈川県川崎市の11店舗で、Uber Eatsのデリバリーサービスを「楽天モバイルお急ぎ便」として導入した。新規の電話番号の申込みと製品購入の手続きが完了次第、SIMカードやスマートフォンおよびWi-Fiルーターなどを、Uber Eatsの配達パートナーが即日(最短30分)で届けるようにする。なお、別途配送料として1100円かかる。
Uber Directを利用するパートナー企業は、Uber Eatsのマーケットプレイスに店舗として加盟するしないに関わらず、全国13万人以上の配達パートナーが参加するUber Eatsのデリバリープラットフォームにアクセスし、平均30分で商品を届けることが可能になるという。
配送料の算定方法に変わりはなく、配達パートナーは、配達リクエストを受け次第、所定のUber Direct利用店舗まで商品のピックアップに向かい、その後指定の住所まで商品を届ける。また、Uber Directの配送依頼は受けずに、Uber Eatsの配送依頼だけを受けることも可能だ。
Uber Eatsは今後も、パートナー企業のビジネス拡大を支援するデリバリーサービスを継続的に拡大していく考えだ。