AironWorksは11月7日、10代〜70代の全国の男女716人を対象に実施したフィッシングメール・サイバーセキュリティに関する実態調査の調査結果を発表した。
同調査より、プライベートで利用するWebサービスやアプリにおいて、「少なくとも1つ以上は同じパスワードを使いまわしている」と回答した人の合計が87.6%に及ぶことがわかった。
また、49.3%の人が「少なくとも1つ以上の業務システムやアプリにおいてプライベートで使っているものと同一のパスワードを使い回している」という結果も出ている。
また、個人のスマートフォンを仕事の業務でもそのまま使っていると回答した人は全体の52.9%となっており、「私用端末の仕事での利用」や「プライベートでよく使うパスワードの業務での使い回し」がはたらく人にとって身近なものになっている実態が明らかに。
一方で、仕事で利用するシステムなどのパスワードの管理方法については、「パスワードの管理ソフトなどを用いている」という回答がわずか8.1%にとどまった。第1位は「暗記をして覚えておく」(27.2%)であり 、これに「紙やメモ帳にかいておく」(21.2%) 、「個人用のスマートフォン内にメモをしておく」(14.9%)という回答が上位を占めている。
これらの回答から、セキュリティの重要性を認識しつつも、その利便性からついつい個人のスマートフォン内にメモとして記録しておくというはたらく人のパスワード管理の実態が浮き彫りになっている。