中国消費者向けに日本商品特化型越境EC(Electronic Commerce:電子商取引)プラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは11月4日、中国に居住しながら日本のECサイトでショッピングができる中国消費者向けの代理購入サービス「日淘市集(リータオシージー)」を開始したことを発表した。

  • 豌豆のプラットフォームの概要図

    豌豆のプラットフォームの概要図

中国では昨今の円安を背景に日本製品の割安感が強まっており、豌豆では取り扱っていないカテゴリの商品の需要が高まっているという。そこで、代理購入受付ページとして日本のECサイトの中国語翻訳ページが掲載された日淘市集をwechat内のミニプログラムとして開設したとのことだ。

  • 日淘市集のサービス概要

    日淘市集のサービス概要

同サービスは中国語に翻訳された日本のECサイトが掲載されており中国語でショッピングできる。また、インアゴーラが決済を代行するため、人民元での決済が可能だ。配送方法は複数の中から選択可能になっており、要望に合わせた物流の配送方式に対応する。

同社はすでに中国配送向けの通関や物流のインフラ基盤を構築しているため、中国消費者にスピーディーかつ安価な税率で、さまざまな配送手段で日本商品を届けられる利点があるとのことだ。

  • 日淘市集の画面と販売品の例

    日淘市集の画面と販売品の例