NTTデータはこのほど、同社のメタバースの取り組みを紹介する記者説明会を開催した。説明会では、関連する技術との違いや最新動向、同社のメタバースに関する取り組みが紹介された。
メタバースに先進的に取り組んできたNTTデータ
初めに、技術開発本部 XR/Identity エバンジェリストの山田達司氏がメタバースについて説明を行った。同氏は「メタバースはさまざまな定義が存在する」と前置きした上で、以下の共通認識が存在すると述べた。
- 物理世界がシミュレーションされ、実世界との融合が可能なサイバー空間
- アイデンティティを反映したアバターにより参加し、他ユーザーと空間を共有可能
- 経済活動が存在する
- ユーザーがアイテム、ワールドを構築可能
- 高い没入感を持つことが可能
メタバースという言葉は1992年に登場したが、同社は1996年にオンライン上の仮想ショッピングモール「まちこ」のサービスを開始しており、メタバースに関して先進的な取り組みを実施してきたという。