米ネットアップ11月1日(現地時間)、オンプレミスおよびクラウド環境におけるストレージとデータサービスにおいて、シンプルなハイブリッドマルチクラウド体験を実現する統合コントロールプレーン「NetApp BlueXP」(以下「BlueXP」)の提供開始を発表した。

SaaSで提供される「BlueXP」は、マルチクラウド環境の可視化と管理を1カ所で行える。オンプレミスのストレージの「NetApp AFF」「FAS」「StorageGRID」「Eシリーズ」や、クラウドストレージ「Amazon FSx for NetApp ONTAP」「Azure NetApp Files」「Google Cloud Volumes Service」「Cloud Volumes ONTAP」などを、すべて1つのコンソールで管理することを可能にする。

また、AIと機械学習主導の統合型自動化により、工数、リソース負荷、リスクプロファイルを削減するほか、AIを使った健全性ならびにステータス監視により、インフラとワークロードの問題を警告し、トラブルシナリオを回避するためにプロアクティブなガイダンスを提供する。

セキュリティについては、ダッシュボードにより、ランサムウェアの脆弱性を全社にわたって可視化し、ワンクリックで多くの問題を自動的に修正することができる。

「BlueXP」は利用した機能とその使用量に対してのみ、料金を支払う形となっており、「Digital Wallet」を用いることで、ニーズの変化に応じてデータサービスのライセンスを簡単に交換可能。

ストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)の「NetApp Keystone」はBlueXPに統合され、消費型のデータセンター・ストレージをクラウド・ストレージと同時に管理することができる。