データ・アプリケーション(以下略、DAL)は10月31日、同社のWeb-EDIシステム構築基盤「ACMS WebFramer」に新たなオプションとして小売業界向け流通BMS用Web-EDIテンプレート、及びWebアプリケーション構築支援ツールを追加した最新バージョン1.10.0の提供を開始した。
新たにオプションとして追加されるのは、「ACMS WebFramer小売業界向け流通BMS用Web-EDIテンプレート バージョン 1.0.0(以下略、流通BMSテンプレート)」と「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール バージョン1.10.0(以下略、構築支援ツール)」の2つ。同テンプレートは、インボイス制度を見越した新仕様である「流通BMS基本形2.1標準仕様」に対応した流通BMS(Business Message Standards)用テンプレートで、小売業での標準取引業務を想定した流通BMSの主要な6項目「発注」「出荷」「受領」「返品」「請求」「支払」での受発注業務モデルに対応するもの。一般的な発注メッセージ受信から始まる受発注モデルとは別に卸・メーカーの出荷から始まる「出荷開始型モデル」にも対応、運用のための商品マスタのメンテナンス機能も提供するほか、流通BMSの「Web-EDI基本方針・ガイドライン」準拠のEDI基盤として同社の「ACMS Apex」、「ACMS B2B」と連携させることでEDIとWeb-EDIの統合管理も可能としている。「構築支援ツール」は、Webの専門知識不用でマスタ設定のみでWeb-EDIシステムを短期間に構築可能なローコードツールで登録画面から業務DBレイアウト、取引画面レイアウト、エラーチェック機能などを登録し、最後に業務フローを設定するだけで、マルチブラウザ対応のWebアプリケーションを動的に自動生成する。業務DBのテーブル構造を変更し、新たな業務画面のひな形を設定することで複数明細行をもつ伝票のレイアウトにも対応する。