NTTデータ ルウィーブとリネアは10月31日、マネーロンダリングや特殊詐欺などの疑わしい取引に関するモニタリング業務の支援を目的として、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を活用したデータ分析コンサルティングサービスを開始したことを発表した。
このサービスを利用することで、既存の検知シナリオの見直しや新たな検知シナリオの創出、アラート検知率の向上など、モニタリング業務の高度化が図れるとのことだ。
NTTデータ ルウィーブは、マネーロンダリング対策に重要となる機能を持つOculusシリーズによって、金融機関の業務効率化を支援してきた。今回は同シリーズのうち、取引モニタリングシステム「Oculus-monitor」を利用中の金融機関を対象に、データ分析コンサルティングサービスの提供を開始した。
今回提供を開始したデータ分析コンサルティングサービスは、取引モニタリングシステムの検知率の向上や、対象データと検知シナリオに関する網羅的な分析など、マネーロンダリングの対策に関する業務の課題解決を支援するサービスだ。
取引モニタリング業務の高度化と効率化に有効な数値データや、各種追加条件の提案、現在の運用状況の定量評価などが受け取れるようになる。