NTTデータとNTTデータ中国は10月28日、ひろぎんホールディングスが取り組む広島市立大学大学院情報科学研究科の産学連携教育プログラムにおいて、学生によるIT・デジタル技術を活用した地域課題解決プロジェクトの支援を行うことを発表した。
NTTデータとNTTデータ中国はひろぎんホールディングスより委託を受け、NTTデータグループが持つ新規ビジネス創発メソッドである「DCAP」を活用して、学生へ課題解決のプロセスと成果物に対するアドバイスを行う。
DCAPは「Digital Corporate Accelerate Program」の略称で、新規ビジネスやサービスのアイデアを生み育むために、事業を通じて社会変革を行うビジョンを顧客と共有し、同じ方向を向いて共創する、NTTデータグループ独自のビジネス創発プログラムのこと。
ひろぎんホールディングスは、産学連携教育プログラムの履修学生へ「中山間地域におけるIT技術を活用した課題解決」を取り組みのテーマとして提供しており、NTTデータグループはその支援として、学生がテーマに沿って自ら設定した課題解決プロジェクトに対し、DCAPを提供するという。
DCAPプロセスはマーケットフィッティングだけでなく、困りごとを抱えているヒトに向き合うユーザーフィッティングを重視している。そのため、同プログラムの活用により、学生は地域の現状や解決すべき課題を正しく理解したうえで、地域のありたい未来を設定し、課題を解決するサービス創発の一連の流れを体験が可能になるという。
両社は2023年2月に予定されている同プログラムの最終報告に向けて、ひろぎんホールディングスとともに学生のプロジェクト完遂に向けた活動を支援していきたい考え。