米シスコシステムズと米マイクロソフトは、マイクロソフトの年次カンファレンス「Ignite」において、顧客にさらなる体験価値を提供するための新たなパートナーシップを発表した。
これにより、シスコのビデオ会議端末「Cisco Room」「Cisco Desk」をMicrosoft Teams認定デバイスとし、これらのデバイス上でMicrosoft Teamsをデフォルトで稼働する機能を2023年前半にリリースする予定。Microsoft Teams認定プログラムのパートナーとなるのはシスコが初めて。
第1弾として、シスコで最も人気のある会議デバイス6機種と周辺機器3機種がTeamsの認定デバイスとなり、今後さらに追加される予定。具体的にはCisco Room Bar、Cisco Board Pro (55インチおよび75インチモデル)、そして小、中、大規模会議室スペース向けのCisco Room Kit Proが含まれ、その後、Cisco Desk ProとCisco Room Navigatorが続く予定だという。
シスコの顧客は、認定デバイスでMicrosoft Teams Roomsの操作性や体験をデフォルトとして利用できるだけでなく、現在活用されているTeamsのすべての特徴や機能とともに、Webexミーティングへの導入の支援を受けることができるという。最初のTeams認定周辺機器となるUSB WebカメラCisco Desk Camera 4Kは2022年10月頃に利用可能となり、その後、Teamsボタンを備えたヘッドフォン2機種が2023年初頭に発売される予定。
Microsoft Teamsの顧客は、シスコの高品質で信頼性の高い映像技術と、強力なインテリジェントカメラおよびノイズ除去機能の組み合わせにより、これまでにない会議体験を楽しめるようになるという。