東急、東急百貨店、NTT東日本は10月27日、映像AIソリューションを活用して出店テナント向けに販売支援を行う実証実験を渋谷ヒカリエShinQs5階 ザ・マーケットプレイスで11月1日より実施すると発表した。
同実証実験では、NTT東日本の映像AIソリューションによって顧客の購買行動データをリアルタイムで取得し、出店企業へAIが解析した分析結果をフィードバックする。
具体的には、映像AIサービスで提供している来店者数のカウントや来店者の属性分析といった機能に加え、新たなソリューションとして顧客行動の把握を実現する「手伸ばし検知」の実証実験を行う。
これにより、主にDtoC(Direct to Consumer:メーカーが、仲介業者や店頭を介さずにECサイトなどで直接お客さまと取引する形態)企業向けに売上向上や顧客獲得をサポートするRaaS(Retail as a Service:小売業界のサービス化)を提供し、実店舗の価値向上を図る。
リアル店舗での販売機会が少ないDtoC企業に対しては、東急百貨店のスタッフがVMD(Visual Merchandising:お客さまにとって商品を見やすく、買いやすい売場環境を構築すること)のノウハウを提供してサポートすることで、多様な角度から販売支援を実施する。