NTTデータは10月24日、NTTデータユニバーシティと、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進・AI活用をめざす企業に向け、デジタル活用と事業変革を複数社で学び合う共育・共創の場「デジタルサクセス・アカデミー」を2022年10月より提供開始することを発表した。

同サービスは、顧客企業のデジタル活用と事業変革を学び考える共育・共創の場を提供するもの。座学のみの一過性の研修で終わらせず、企業におけるDXのテーマに取り組みながら「研修受講によるインプット・職場実践によるアウトプット・実践課題の検討」を繰り返すことで、確実なスキルアップを図りつつ、DXを推進することが可能だという。

また同サービスにおける最大の特徴として、複数企業からDX推進を担う多様な人財が集まることが挙げられる。そのため、社内のDX人財の育成にとどまらず、企業間交流の促進に伴う共創、ビジネスの創出・拡大が期待できるという。

初年度となる今期は、キリンホールディングス、ジェーシービー、三菱重工業、ライオン、NTT東日本、NTTフィールドテクノが参画し、共育・共創を通じて、DX推進の加速化や新たなビジネス創出を目指すという。

同サービスでは、「企業同士の相互交流(企業間ディスカッション・コミュニティ)」、「ワンストップの人財育成プログラム(スキルアセスメント・計画・研修・現場実践)」、「プロフェッショナルによるサポート(メンタリング)」を提供する。

  • デジタルサクセス・アカデミーの全体像

NTTデータは、同サービスの提供を通じて2025年時点で30社1000名のDX人財を育成することで、日本のDX推進を支援する。今後、同サービスを人財育成・新規ビジネス創出のプラットフォームとして確立し、より多くの参加企業と業界を超えた社会課題解決をめざしたい考え。