パーソルキャリアが運営する転職サービスdodaは10月24日、2022年8月22日から30日の期間に正社員として働く20歳から59歳までのビジネスパーソン1万5,000人を対象に行った「ボーナス平均支給額の実態調査」の結果を発表した。

「ボーナスがある」と回答した人の平均支給額は105.1万円で、前回調査時の100.2万円から、4.9万円アップしたという。内訳としては、冬が49.6万円で1.1万円アップ、夏が50.1万円で3.1万円アップ、その他は5.4万円で0.7万円アップとなっている。

職種別でみると、年間平均額1位は、前回に引き続き2年連続で「内部監査」の189.9万円という結果に。これに、前回3位だった「MR」(181.5万円)、前回6位の「融資審査/契約審査」(170.1万円)、前回9位の「製品企画」(167.7万円)が続いている。

  • 職種別ボーナスの金額 引用:doda

ランキングトップ30には、「モノづくり系エンジニア」の8職種をはじめエンジニアに分類される職種が数多くランクインしており、「IT/通信系エンジニア」が5職種、「素材/化学/食品系エンジニア」が2職種、「建築/土木系エンジニア」が1職種の計16職種で、半数以上がエンジニア職種を占めていることが分かった。

年代別でみると、前回と比較して、20代から50代の全てでボーナス額がアップしており、20代は70.4万円で+7.5万円、30代は99.8万円で+3.6万円、40代は109.7万で+5.7万円、50代は126.2万円で+2.9万円のアップとなり、最も増加したのは20代であることがわかった。

  • 年代別ボーナスの増加額 引用:doda

同社はこの結果について、特定の年代だけではなく全年代で支給額がアップしていることから、コロナ禍で停滞していた経済が少しずつ回復傾向にある様子がうかがえるとの見方を示している。