三井住友カードは11月1日に、キャッシュレス・データを基にした消費分析地図サービスである「Custella Maps(カステラ マップス)」を提供開始する。価格は、ベーシックプランが月額20万円(税別)、アカウント無制限プランが月額33万円(同)。同社によると、同種のサービスの提供はクレジットカード業界初とのこと。
新サービスは、キャッシュレス決済データを利用して地図上に正確な属性情報と商圏の購買力・購買頻度を可視化することで、ユーザー企業は商圏の動向を直感的に捉えることが可能になるという。
また、Webサービスとして提供するため、データの更新頻度が高くなり、必要な時に最新の情報へのアクセスが可能とのこと。ユーザー企業は、より精度の高い出店計画や商圏における顧客理解を実現できるとしている。
同サービスの特徴として同社は、自社シェアや消費動向のヒートマップ機能、出来店候補地のポテンシャル測定、複数店舗を一覧比較可能なダッシュボードの3点を挙げる。
ヒートマップ機能では、自社と同業種の購買傾向を表示可能であり、それぞれの店舗の課題を理解できるとしている。
ポテンシャル測定機能では、出店を検討するエリアにおける顧客の購買力や購買頻度がわかるため、実消費データに基づいてエリアのポテンシャルを測定可能という。
ダッシュボード機能では、複数の店舗を一覧比較でき、店舗別・業態別などのグループを作成して顧客層などのデータを比較分析できるとのこと。
分析結果はPDF形式でレポート出力でき、社内の分析資料や報告資料での利用が可能としている。また、データをCSV出力することで、自社で導入済みの分析ツールなどでのインポートもできるとのことだ。