大日本印刷(DNP)とDNPフォトイメージングジャパン(PIJ)は10月24日、マイナンバーカードの申請が可能なネットワークに接続した証明写真機を8500台へ増強することを発表した。同社がこれまで全国に約7400台設置している証明写真機「Ki-Re-i」に加えて、新たに「ID-Spot」を約2000台、2023年9月までをめどに国内に順次展開する予定だ。このうち、8500台がネットワークに接続される。

  • 証明写真機「ID-Spot」

    証明写真機「ID-Spot」

DNPとPIJの2社は、2006年から証明写真機「Ki-Re-i」を全国に展開している。証明写真プリントサービスに加えて、DNPのネットワーク通信と接続して、マイナンバーカードの申請サービスや、社員証または会員証の作成に向けて顔写真を収集するサービスなど、さまざまな機能を拡張してきた。

DNPは2020年6月にKJS(旧 カジタク)から証明写真機「IDVOX」の事業を譲り受けており、今回はこのIDVOXを改造し、新たに「ID-Spot」としてDNPの証明写真機ラインアップに加えたとのこと。

  • 「ID-Spot」と従来の「Ki-Re-i」の機能比較

    「ID-Spot」と従来の「Ki-Re-i」の機能比較