米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は10月20日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Firefox|CISA」において、Mozilla Firefoxに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox ESR 102.4 — Mozilla
- Security Vulnerabilities fixed in Firefox 106 — Mozilla
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Mozilla Firefox version Firefox 106よりも前のバージョン
- Mozilla Firefox version Firefox ESR 102.4よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Mozilla Firefox version Firefox 106
- Mozilla Firefox version Firefox ESR 102.4
修正対象となった脆弱性で特に深刻度が高いものは次のとおり。
【Mozilla Firefox】
- CVE-2022-42927 同一オリジンポリシー違反によりクロスオリジンURLが漏洩する脆弱性 (深刻度 重要)
- CVE-2022-42928: JSエンジンのメモリ破壊問題 (深刻度 重要)
【Mozilla Firefox ESR】
- CVE-2022-42927 同一オリジンポリシー違反によりクロスオリジンURLが漏洩する脆弱性 (深刻度 重要)
- CVE-2022-42928: JSエンジンのメモリ破壊問題 (深刻度 重要)
Firefoxに深刻度が重要の脆弱性が存在しており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。
Firefoxはメニューから「Firefox について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってFirefoxを再起動することでバージョンアップが適用される。