Microsoftは10月18日(米国時間)、「How to get the Windows 10 2022 Update|Windows Experience Blog」において、Windows 10の最新版となる「Windows 10 2022 Update (Windows 10, version 22H2)」の配信を開始したと伝えた。Windows 10, version 20H2以降を実行しているユーザーがアップデート可能。MicrosoftはWindows 10を継続して使いたいユーザーに対し、この最新版へのアップデートを推奨している。
Microsoftは2022年9月、Windows 11ユーザ向けの最新のフィーチャーアップデートバージョンとなる「Windows 11 2022 Update」の配信を開始した。同社は1カ月遅れでWindows 10に対しても同様に最新版となる「Windows 10 2022 Update」の提供を開始したことになる。新機能が追加されているほか、品質、生産性、セキュリティなどの向上に主眼を置いた変更が取り込まれている。設定アプリケーションから「Windows Update」を選択することでアップデート可能。
Windows 10, version 21H2のすべてのエディションは2022年12月13日にサービス終了を迎える。2022年10月中にはWindows 10, version 21H2に対してWindows 10 2022 Updateへのアップデートが提供される見通し。Microsoftはサポートが終了する前に、Windows 11 2022 UpdateまたはWindows 10 2022 Updateへアップデートすることを推奨している。
Microsoftは基本的にWindows 11へアップグレードすることを希望しているが、エンタープライズではWindows 11よりもWindows 10の方が使われているという実態がある。企業はシステムのアップグレードなどで既存のソフトウェアが使えなくなることなどを危惧していたり、Microsoftが設けているWindows 11のシステム要件などをクリアできないパソコンを使っているなどの理由からWindows 10を継続して使用する傾向を見せている。