グレープシティは、Excelライクな業務用Webアプリケーションを開発できるJavaScriptライブラリ「SpreadJS(スプレッドJS)」の最新バージョン15.2Jを10月26日リリースする。
「SpreadJS」は、「SpreadJSデザイナ」でのレイアウト設計、Excel形式ファイルの読み込みと保存の再現など、同封コンポーネントを活用し、JavaScriptでMicrosoft ExcelライクなUIを持つWebアプリケーションを開発できるライブラリパッケージ。TypeScriptでの開発、Angular、React、Vue.jsなど主要JavaScriptフレームワークにも対応する。
新バージョン15.2Jでは、「ピクチャ」機能が強化され、シート上に配置した画像の「サイズ変更」や「移動」、「枠線」のスタイル設定、「明るさやコントラスト」「透明度」などの調整ができるようになった。機能は新たにシェイプをベースとした「PictureShape」に集約され、上記以外にも画像のトリミングや回転、グループ化も可能になる。
「SpreadJS」独自の機能である「テーブルシート」の機能も強化。シート上でコンボボックスを活用したデータ入力ができる「ルックアップ列」機能が追加され、コンボボックスに複数列を含むドロップダウンリストを表示し、リストから入力内容を選択することで簡易なデータ入力を実現している。データには任意のアイテムほか、リレーション関係にあるテーブルのフィールド内データをリスト表示することもできる。上記以外にも関連付けた他の列フィールドを参照できる書式設定機能の強化や、文字列操作や配列操作のExcel互換関数が新規で追加されている。
パッケージは、1年定額制のサブスクリプション方式での提供となり、初回費用が1開発ライセンスにつき税込165,000円、1配布ライセンス(1ドメイン)につき税込660,000円となる。