IoTによる製造、医療、農業向けソリューションから行政向けMDM(Mobile Device Management)サービスまで展開するオプティムは10月18日、同社提供の3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」のオプションサービス「OPTiM Geo Design」のアップデートを発表、取得した3次元点群データから「平面図」「縦断図」「横断図」を容易に作成できるようになった。

「OPTiM Geo Design」(公式Webサイト)

「OPTiM Geo Design」(公式Webサイト)

「OPTiM Geo Design」は、LiDARセンサー搭載のスマートフォンまたはタブレットで短時間に高精度な測量を実施できる3次元測量アプリ「OPTiM Geo Scan」のオプションとして無料で提供されている図化アプリ。シンプルなUIで測量アプリから取得したデータをマップに表示し、任意の点と点を結んで平面・縦断線形、横断形状図を作成できる。

  • 「OPTiM Geo Design」での図化イメージ(同社資料より)

    「OPTiM Geo Design」での図化イメージ(同社資料より)

今回のアップデートでは、「OPTiM Geo Scan」で取得した3次元点群データを自動的に「OPTiM Geo Design」に出力、平面図や縦横断図などの図形データをワンストップで作成し、起工測量及び出来形測量時に図面を活用した現状把握と効果的な測量の支援を行えるようになった。従来この作業は別途、専用ソフトウェアと技術者が必要で作業現場の負担となっていたが、アップデートにより低コストかつ効率的に実施可能となる。

  • 「OPTiM Geo Design」での作業の流れ(同社資料より)

    「OPTiM Geo Design」での作業の流れ(同社資料より)

「OPTiM Geo Design」は、同社提供のGNSS測量・杭打ちアプリ「OPTiM Geo Point」で取得したデータにも対応、図形データは、CADソフト対応のDXF形式、シェープファイル形式、GeoJson形式で出力できる。