IT資産管理ソフトウェアプロバイダーであるLansweeperはこのほど、「VMware ESXi End of Life - Lansweeper IT Asset Management」において、インターネット上でVMware ESXiサーバをスキャンした結果、45,000以上のインスタンスがサポート終了(EOL: End-Of-Life)に達していると伝えた。今回、6,000の組織で運用されている79,000のVMware ESXiインスタンスが観測されている。
VMware ESXi 6.5およびVMware ESXi 6.7は耐用年数に達しており、技術サポートのみ受けることができる。VMwareはESXi 6.5および6.7に対して2年間の延長サポートを提供しており、サポートは2024年10月15日まで提供されることになっている。しかしながら、End of Lifeを迎えたVMware ESXiサーバは、アップデートを受け取ることができなくなり、サイバー犯罪者のターゲットにされるリスクがある。
Lansweeperがインターネット上でスキャンした結果、End of Lifeに達したVMware ESXiサーバの総数は、45,654だったことが明らかとなった。主な内訳は次のとおり。
- VMware ESXi 6.7.0 28,835(36.5%)
- VMware ESXi 6.5.0 16,830(21.3%)
Lansweeperの調査結果によって、VMware ESXiインスタンスの大半はEnd of Lifeに達していることが判明しており、15.8%のサーバが古いバージョン(3.5.0から5.5.0まで)で動作していることがわかった。
VMware ESXiサーバを最新の状態に保つことは重要とされている。多くのサイバー犯罪者集団やランサムウェア集団が脆弱なサーバを持つ組織を標的にしているため、End of Lifeを迎えているVMware ESXiサーバを利用している組織はただちにアップデートすることが望まれる。